Hiroyuki Okuno, Kaori Akashi, Yuichiro Ishii, Nan Yagishita-Kyo, Kanzo Suzuki, Mio Nonaka, Takashi Kawashima, Hajime Fujii, Sayaka Takemoto-Kimura, Manabu Abe, Rie Natsume, Shoaib Chowdhury, Kenji Sakimura, Paul F. Worley, and Haruhiko Bito 要約 IEG(immediate early gene)として知られるArcはAMPA受容体のエンドサイトーシスに機能しLTDやhomeostatic scalingに関係すると考えられている。しかしながら、活動依存的に発現するArcがなぜAMPAのエンドサイトーシスに関与するのか、どのようなメカニズムでシナプスで機能するのかは分かっていない。本研究では、Arcの結合タンパク質であるCaMKIIβに注目し、Arcが不活性型CaMKIIβに強く結合し、シナプス活動の弱いスパインに集積することを明らかにした。この集積はGluA1の膜への表出と逆の動きを取り、選択的に起こる事からinverse synapse tagという新しいモデルを提唱した。 |
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