Cux1 and Cux2 regulate dendritic branching, spine morphology, and synapses of the upper layer neurons of the cortex.

(Cux1とCux2は大脳皮質の上層ニューロンの樹状突起の分枝、スパインの形態、シナプスを制御する)

Cubelos B, Sebasti?n-Serrano A, Beccari L, Calcagnotto ME, Cisneros E, Kim S, Dopazo A, Alvarez-Dolado M, Redondo JM, Bovolenta P, Walsh CA, Nieto M.

 

樹状突起の分枝、スパインの形態は形態学的に異なる機能と特定のニューロンのサブクラスによって決まる。しかし、脊椎動物のニューロンにおける特異的な分枝パターンを決定するプログラムや、それが樹状突起スパインやシナプスに影響するかどうかはよく知られていない。KO、KDを用いた形態学、分子学、電気生理学的な解析を用いて、私たちは内在性で樹状突起の分枝や、スパインの発生、シナプスの形成を相補的に調節するCux1とCux2という大脳皮質の?-?層ニューロンにあるホメオボックスを発見した。Cux遺伝子は、認知障害に関係すると分かっているクロマチンリモデリング遺伝子Xlr3bとXlr4bの発現の直接的な制御を介して樹状突起スパインの数や成熟を部分的にコントロールしている。したがって、Cux(-/-)マウスの樹状突起とシナプスの異常は作動記憶において機能の低下と欠損に相関する。これらから、樹状突起形成でのCuxの決定的役割と認知回路の確立において、シナプス調節のサブクラス特異的なメカニズムを強く示すことを証明した