2009 行動科学実習予定表

授業科目名 行動科学実習 対象年次 3年次
科目責任者
(コーディネーター)
白尾 智明
講義日時 後期 ・ 10/6〜11/25
キーワード 行動、脳、神経回路、神経細胞、シナプス、薬理作用
実習の概要

中枢神経系(Central Nervous System; CNS)は解剖学的にも、生理学的にも非常に複雑な構造を持っている。そこに作用する薬物は、神経機能を興奮させる中枢興奮薬CNS stimulantsと、機能を抑制する中枢抑制薬CNS depressantsに分類される。中枢興奮薬はその作用態度によって、痙攣薬、精神賦活薬、精神異常発現薬、嘔吐中枢興奮薬などに分類される。中枢抑制薬は投与量、吸収の度合あるいはその選択的作用によって、全身麻酔薬、催眠薬、鎮静薬、静穏薬(トランキライザー)、抗痙攣薬、鎮静薬などに分類される。

 今回の実習では、中枢神経系に作用するいくつか薬物をマウスに適用して、その行動の変化を観察し、薬物の作用について考察する。

チュートリアル(自習)における質問や疑問点は担当教官が随時受ける。

試験は講義と実習に関する試験を同時に行う。

目標及び期待される効果 「行動の形成原理解明への試みが如何に行われているか」を学び、「行動を生じさせる原因を解明しようとすることができる」ようになる。
 
回数
授業日
授業題目・内容等
担当教官名
プリント
 展開
第1回
10/6(火) (2時限)
行動科学実習チュートリアル(自習)
白尾
第2回
10/9(水) (5時限〜)
行動科学実習チュートリアル(自習)
児島
第3回
10/13(金) (3時限)
行動科学実習チュートリアル(自習)
児島
第4回
10/23(金)(5時限〜 )
行動科学実習チュートリアル(自習)
児島
第5回
10/27(火)(2時限)
行動科学実習チュートリアル(自習)
白尾
第6回
11/10(火)(1時限)
行動科学実習チュートリアル(自習)
全員
第7回
11/10(火)(2時限〜)
中枢神経系作用薬を用いた行動科学実習(4班)
全員
第8回
11/11(水)(1時限)
行動科学実習チュートリアル(自習)
全員
第9回
11/11(水)(2時限〜)
中枢神経系作用薬を用いた行動科学実習(3班)
全員
第10回
11/17(水)(1時限) 実習報告書作成(第3班、第4班)
白尾
第11回
11/18(水)(1時限) 行動科学実習チュートリアル(自習)
全員
第12回
11/18(水)(2時限〜) 中枢神経系作用薬を用いた行動科学実習(2班)
全員
第13回
11/19(木)(1時限) 行動科学実習チュートリアル(自習)
全員
実習
11/19(木)(2時限〜)
中枢神経系作用薬を用いた行動科学実習(1班)
全員
実習
11/20(金)(1時限)
実習報告書作成(第1班、第2班)
白尾
第17回
11/25(水) (10:00〜12:00)
試験
白尾
参考図書/テキスト Biological Posychology: an Introduction to Behavioral and Cognitive Neruoscience (SINAUER)
標準薬理学(医学書院)、NEW薬理学(南江堂)
Human Physiology: the Basis of Nedicine (OXFORD)
カールソン神経科学テキスト:脳と行動(丸善株式会社)

行動科学実習書(実習時配布)

形式 実習は4グループに分かれ、薬理学、検査学と合同で行う。(実習の組み分け等についてはガイダンスの時に説明する。)
成績評価 試験と出席(実習は毎回出欠を調べる。)
メッセージ 講義、実習内容を超えて、行動科学を学びたい学生は高次細胞機能学分野の研究に参加することができますので、気軽に申し出てください。
オフィスアワー 午後1時から5時

※ 講義のスライドを見たい人は、それぞれの講義名をクリック後、右下のスライドショーのボタンをクリックしてください。配付資料はプリント(PDF)をダウンロードできます。実習の予習をしたい人は、このファイルをダウンロードして下さい。